こんにちは。岡山市・岡山駅西口の不動産会社、フクシマ宅建です。
「岡山に実家があるけれど、自分は東京(大阪)に住んでいる」
「年末に帰省したときに、実家のことを少しでも進めておきたい」
親御さんが施設に入所されたり、相続で実家を引き継いだりすると、こうした状況になる方は少なくありません。何度も岡山に通うのは難しい、家の中も片付いていない、草刈りや建物の管理もできていない。どうにかしないといけないと思いながら、実家がそのままになっているケースは本当に多くあります。
結論からお伝えすると、県外にお住まいでも、岡山の実家の整理・管理・売却はほとんど遠方のまま進められます。岡山まで足を運ぶ必要があるのは、多くの場合1〜2回です。そして、最初から「売る」と決める必要もありません。
この記事では、遠方から実家を整理するときに困りやすいこと、売る・貸す・残すの考え方、現地に行かずに進められる範囲、そして年末年始の帰省1回でやっておきたいことを、岡山市で実際に県外のお客様をお手伝いしてきた立場から解説します。
「岡山に行けないから何もできない」と考えなくて大丈夫です
県外にお住まいだと、「一度岡山に帰らないと話が進まない」と思いがちです。しかし実際には、最初の段階のほとんどは電話・メール・LINEで始められます。
- 実家の現在の価値を知る(机上査定はお電話やメールの情報だけで可能)
- 売る・貸す・残す・管理するの選択肢を相談する
- 家の状態を確認するための現地調査や訪問査定を依頼する(当社が現地へ伺います)
「現地に行けない」ことは、実家整理の妨げにはなりません。まずは今の状況をお聞かせいただくことが最初の一歩です。
遠方の実家で特に困りやすい4つのこと
1. 家の状態が分からない
誰も住んでいない家は、離れていると変化に気づくのが遅れます。雨漏りや建物の傷み、伸びた庭木や草による近隣への迷惑、たまった郵便物、台風や大雨の後の被害など、岡山市内でも「台風のあとに初めて被害を知った」というご相談は珍しくありません。
2. 片付けができない
家財道具や思い出の品が大量に残っていて、何から手をつければいいか分からない。遠方の方にとって、片付けは一番のハードルです。岡山市はごみの分別ルールが細かく、たまの帰省で大量の不用品を処分するのは現実的ではありません。自分で片付けようと何度も帰省すると、交通費だけで数万円〜十数万円かかってしまうこともあります。片付けは後回しで大丈夫です。査定は家財が残ったままでもできますし、提携業者による仕分け・搬出や、残置物ごとの買取という方法もあります。
3. 管理に行けない
草刈り・換気・通水・郵便物の確認など、空き家の維持には意外と手間がかかります。「売るかどうかはまだ決めていないけれど、管理だけでもどうにかしたい」という段階から、管理の方法を一緒に考えることができます。
4. 家族の意見がまとまらない
県外に住むきょうだいそれぞれで、「売った方がいい」「残しておきたい」と意見が分かれることもよくあります。離れて暮らしていると、集まって話す機会自体が少ないのも難しさです。不動産の現在価値という共通の数字を全員で共有すると、話し合いが前に進みやすくなります。
売る・貸す・残す。遠方だからこそ、まず選択肢を整理しましょう
遠方からの実家の扱いは、大きく次の4つに分けられます。どれが正解かは、立地や建物の状態、ご家族の事情で変わります。
| 選択肢 | 向いているケース | 遠方の場合のポイント |
|---|---|---|
| 売る | 管理の負担をなくしたい/現金化して家族で分けたい | 契約・決済まで遠方のまま進められる場合が多い(後述) |
| 貸す | 立地や建物の状態が良く、手放したくない | 入居者対応や修繕の窓口を管理会社に任せれば、遠方でも運用できる |
| 残す(管理する) | 今は決められない/将来家族が使う可能性がある | 空き家管理サービスで、見回り・通水・換気・写真報告を代行してもらう |
| 古家付きのまま売る/解体して売る | 建物が古く、使い道に迷っている | 解体費用がかかる分、古家付きのまま「リノベーション向き」として売った方が手元に残るお金が多いケースもある |
「古い家だから解体しないと売れないのでは」と心配される方も多いのですが、必ずしもそうではありません。岡山市では、エリアや建物の状態によっては古家付きのまま売り出した方が有利なこともあります。この見極めは、地元の取引事例を知っているかどうかで大きく変わります。
なお、岡山は車移動が中心の地域のため、駐車スペースを確保しやすいかどうかが、売る場合の価格にも、貸す場合の入居需要にも影響します。こうした地域の事情も含めて、まず現在の価値を把握することが判断の土台になります。
遠方のままどこまで進められる? 契約・決済までの流れ
「最終的には何度も岡山に行かないといけないのでは」という不安を持たれる方が多いので、売却を例に、遠方のまま進められる範囲を整理します。
| 段階 | 進め方 | 岡山に行く必要 |
|---|---|---|
| 相談・机上査定 | 電話・メール・LINEでご相談。おおよその価格をお伝えします | なし |
| 訪問査定・現地確認 | 鍵をお預かりできれば、当社が現地で建物と土地を確認し、写真付きでご報告 | なし |
| 片付け・管理 | 提携業者の見積もり・作業の立ち会いを当社が代行 | なし |
| 売却活動 | 広告・内覧対応・購入希望者との交渉は当社が窓口 | なし |
| 売買契約 | 郵送でのやり取りなど、ご事情に合わせた方法をご相談 | 原則なし(要相談) |
| 決済・引き渡し | 司法書士と連携し、事前の本人確認などで対応できる場合あり | ケースによる |
契約や決済の進め方は、名義の状況や金融機関の手続きなどによって変わるため、すべてのケースで現地に行かずに済むとは限りません。ただ、事前に段取りを組んでおけば、岡山に来ていただくのは1〜2回、それも帰省のタイミングに合わせることが十分可能です。
年末年始の帰省1回でやっておきたい5つのこと
年末年始やお盆の帰省は、実家を整理する絶好のチャンスです。限られた日数でも、次の5つを済ませておくと、その後は遠方からでもスムーズに進められます。
- 家の中と外の写真を撮っておく:各部屋、水回り、屋根や外壁、庭。帰ってからの相談や査定がぐっと具体的になります
- 重要書類と鍵の場所を確認する:権利証(登記識別情報)、固定資産税の納税通知書、建築時の図面など。合鍵を1本、手元に持ち帰っておくと安心です
- 家族で方針を話し合う:「誰が窓口になるか」「売る・貸す・残すのどれに近いか」だけでも決めておくと、その後の連絡がスムーズです
- 思い出の品だけ先に選んでおく:家全体を片付ける必要はありません。残したい物だけを決めておけば、残りは業者に任せられます
- 訪問査定や相談を帰省中に予約する:年末年始は予約が集中しやすいため、早めのご連絡がおすすめです。当日立ち会えれば、その場で疑問を解消できます
実家じまい全体の手順は、実家じまいの進め方の記事でも詳しく紹介しています。
遠方から実家を整理するときの進め方(5ステップ)
- 家族で現状を確認する:所有者は誰か、今後使う人はいるか、家財はどの程度残っているか
- 不動産の価値を確認する:電話・メール・LINEで相談し、必要に応じて訪問査定を依頼
- 必要な手続きを整理する:片付け・管理・相続登記・税金など、何がいつ必要かを洗い出す
- 売る・貸す・残すを比較する:価値と維持費を踏まえ、ご家族に合った選択肢を選ぶ
- 方向性が決まったら具体的に動く:売却・賃貸・管理委託など、決めた方針に沿って進める
相続した実家の場合は、2024年から義務になった相続登記など、期限のある手続きもあります。全体像は相続した実家の整理ガイドにまとめていますので、あわせてご覧ください。
相続が絡む場合も、まずはご相談ください
相続で実家を引き継いだ場合は、名義変更(相続登記)や相続税の手続きが必要になることがあります。不動産に関することは当社で、法律・登記・税金については提携する司法書士・税理士(初回相談無料)をご紹介できます。不動産の相談を入口に、必要な専門家へつなぐところまでお手伝いします。
県外からのご相談も、フクシマ宅建にお任せください
フクシマ宅建は、岡山駅西口・奉還町エリアで1975年から続く不動産会社です。県外にお住まいのお客様からも、多くのご相談をいただいています。
- 鍵をお預かりできれば、査定・片付けの立ち会い・管理・売却活動まで当社が窓口になります
- お電話・メール・LINEでご相談いただけます
- 片付け前の状態でも、家財が残ったままでも大丈夫です
- 「今すぐ売ってください」と急かすことは絶対にありません
「岡山までなかなか帰れない」「何から始めればいいか分からない」。そんな段階でも構いません。まずは今の状況をお聞かせください。
▼【無料】岡山市の実家・空き家のご相談はこちら
https://fukushimatakken.info/consultation/
▼相続についてのお悩みはこちらの特設ページへ
https://fukushimatakken.info/consultation/inheritance/
よくあるご質問
Q. 一度も岡山に行かずに売却まで完了できますか?
ケースによりますが、相談から売却活動まではほぼ遠方のまま進められます。契約や決済は、名義の状況や手続きによって現地での対応が必要になる場合もあるため、早めにご相談いただければ、帰省のタイミングに合わせた段取りをご提案します。
Q. 鍵を預けるのは不安です。
お預かりした鍵は社内で管理し、立ち入りの際は事前にご連絡のうえ、作業後に写真などでご報告します。ご不安な点は、お預かりする前に遠慮なくご確認ください。
Q. きょうだいが別々の県に住んでいます。
とても多いケースです。窓口になる方を1人決めていただき、価格や状況はメールやLINEで皆さんに共有できる形でお伝えします。共通の情報があると、離れていても話し合いが進めやすくなります。
Q. 売るか決めていなくても相談できますか?
もちろんです。「貸す」「しばらく管理しながら残す」という選択肢も含めて、ご家族に合った方法を一緒に考えます。
この記事の監修者
売買担当
岡田
- 宅地建物取引士
- 賃貸不動産経営管理士
- 2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
売買担当
桑田
- 宅地建物取引士
