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2026.09.07
親の家を売るのは親不孝?実家を手放すことへの迷いと一つの考え方

こんにちは。岡山駅西口エリアを中心に、岡山市内の不動産に関するご相談を承っているフクシマ宅建です。
「実家をどうするか、なかなか決められない。」
親御様が施設へ入所されたり、相続によって実家を引き継いだりした後、そんな状況に置かれることがあるかもしれません。兄弟や家族で今後を話し合い始めたものの、なかなか先へ進まない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「売った方がいいのかもしれない。でも、簡単には決められない。」
今回の記事では、そういった状況の中で実家をどう考えればよいのかについて、一つの視点をご紹介します。
ただし、この記事では「売るべきか、残すべきか」という結論を出すことを目的としていません。
ご家族それぞれの状況によって、考え方も答えも違うと思っています。
「こういう考え方もあるのではないでしょうか」という形で、実家について考える際の一つの視点として読んでいただければと思います。
▼目次
・実家を手放すことに迷う、よくある理由
・「家を残すこと」と「思い出を残すこと」は、別の問題かもしれない
・残すことが悪いわけでもありません
・感情だけで決めず、判断材料も揃えておく
・決められないなら、まず「今の価値を知る」ことから
・まとめ
■実家を手放すことに迷う、よくある理由
実家をどうするか考えるとき、売却という選択肢が頭に浮かんでも、なかなか決断できないことがあるかもしれません。
例えば、こういったことが背景にある場合もあるのではないでしょうか。
・親が長く暮らしていた家であること
・子どもの頃、家族が集まった場所であったこと
・親が大切にしていた家だったこと
・「自分が手放してしまっていいのだろうか」という気持ちが生まれること
また、実家を売ることについて、「親不孝にあたるのではないか」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
実家を売ることをどう受け止めるかは、ご家族によっても、それぞれの状況によっても異なります。
一般的に「こうするのが正解」とは言いにくいテーマだと思っています。
■「家を残すこと」と「思い出を残すこと」は、別の問題かもしれない
ここで少し、視点を変えて考えてみたいと思います。
「実家を手放したくない」と感じるとき、その背景に「思い出や家族の歴史を失いたくない」という気持ちがある場合もあるかもしれません。
もしそうであれば、「家そのものを残すこと」と「家族の思い出や歴史を残すこと」を、一度分けて考えてみる方法もあるのではないでしょうか。
例えば、
・実家の写真を残す
・思い出の品を手元に残す
・整理を進める前に、家族で一度実家を訪れてみる
・家族で思い出を振り返る機会を持つ
家そのものを残す以外にも、残したいものを残す方法を考えてみることができるかもしれません。
ただし、「家を残すことで安心できる」という方もいらっしゃいます。「家があるから家族のつながりが続いている」と感じることも、一つの考え方です。
家を残すこと自体が悪いわけでも、間違っているわけでもありません。
これは「どちらが正しい」という話ではなく、「こう考えてみる方法もあるかもしれない」という視点の一つとして読んでいただければと思います。
■残すことが悪いわけでもありません
売却を考えることと、残すことを選ぶことは、どちらも選択肢の一つです。
将来ご家族が使う予定がある、誰かが住み続けている、賃貸として活用できる、あるいは家族にとって残しておく意味があるという場合には、無理に売却を急ぐ必要はありません。
ただ、「残す」という選択をされる場合には、あわせて考えておきたい現実的な部分があります。
・誰が管理するのか
・固定資産税などの維持費
・火災保険
・草刈りや定期的な清掃
・建物の修繕が必要になった場合の対応
・遠方に住んでいる場合の管理体制
残すという選択には、こうした継続的な負担も伴います。
「残す」と決めた場合でも、管理の方法を一緒に整理しておくことで、後々の負担が変わってくることがあります。
「維持費がかかるから売りましょう」という話ではなく、残すという選択にも、確認しておきたい現実的な部分がある、ということです。
なお、親御様が施設に入所された後の実家についての考え方は、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。
→「親が施設へ入所。実家はどうする?慌てて売る前に考えたい3つのこと」
■感情だけで決めず、判断材料も揃えておく
実家をどうするかを考えるとき、感情と現実的な情報の両方が必要になります。
感情を無視して数字だけで決めるという話ではありません。家族の思い出や気持ちは、判断の中にあってよいものです。
ただ、判断材料が不足したまま迷い続けることもあります。
こういった情報を把握しておくと、家族で話し合いやすくなる場合があります。
・今後、誰がこの家を使うのか
・管理は誰がどのように担うのか
・年間の維持費(固定資産税・保険・管理費など)はどのくらいか
・修繕が必要になった場合の費用はどの程度か
・賃貸として活用できる可能性があるか
・現在の不動産価値はどのくらいか
・将来売却する場合に、需要が見込める立地かどうか
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP)の観点から見ても、「気持ち」と「判断材料」の両方を手元に置いておくことで、ご家族での話し合いが進めやすくなることがあります。
「売る・貸す・残す」という選択肢の比較については、こちらの記事もご参考になるかもしれません。
→「実家を売る?貸す?残す?後悔しないための判断ポイントを解説」
■決められないなら、まず「今の価値を知る」ことから
「売るかどうかまだ決めていない」という段階でも、一つできることがあります。
現在の不動産の価値を知っておくことです。
査定を受けることは、売却を決めることではありません。
「今いくら程度なのかを知っておきたい」
「家族で話し合うための材料として確認しておきたい」
という段階でも利用できます。
現在の価値が分かることで、
・売却した場合の目安が分かる
・賃貸として活用した場合との比較ができる
・このまま保有した場合のコストと比べやすくなる
という形で、「売る・貸す・残す」という選択肢をより具体的に考えやすくなります。
「査定を受ける=売ることを決める」ではない、ということは、これまでのブログでも一貫してお伝えしてきました。詳しくはこちらの記事もあわせてご覧ください。
■まとめ
実家を売ることをどう受け止めるかは、ご家族によって違います。
残すことに理由がある方もいます。売ることを考えている方もいます。まだ何も決められないという方もいます。
それぞれに、それぞれの事情があります。
「家を残すこと」と「家族の思い出を大切にすること」を、一度分けて考えてみる方法もあるかもしれません。
一方で、家を残すことで安心できるという考え方も、もちろん一つの選択肢です。
感情だけでも、数字だけでもなく、両方を整理しながら
「自分たち家族にとって、この家をどうすることが良いのか」
を考えていく。そのための材料を揃えることが、最初の一歩になるのではないかと思います。
答えを急いで出す必要はありません。
フクシマ宅建では、岡山市内の不動産について、売却・賃貸・空き家管理・相続相談まで幅広くご相談を承っています。
「まだ売ると決めていない」
「家族で話し合うために現在の価値を知っておきたい」
「売る・貸す・残すのどれがよいのか整理したい」
という段階でも、お気軽にご相談ください。
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【この記事を書いた人・監修】
売買担当:岡田・桑田

■ 保有資格(岡田)
宅地建物取引士
賃貸不動産経営管理士
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
■ 保有資格(桑田)
宅地建物取引士
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